「あなたは今、そこにはいない。」
突然こんなことを言われたら、どんな気持ちになるだろう?
「いやいや、俺はちゃんとここにいるし!見て、触って、感じてるし!」と思うかもしれない。
でも、もしそれが間違いだったとしたら?僕たちが「ここ」だと認識している世界が、本当は存在しないとしたら?
こういう話を聞くと、「はいはい、SFの話ね」と思うかもしれない。でも、ちょっと待ってほしい。実はこの考え方、最新の物理学や心理学でも議論されているものなんだ。
もしあの時違う選択をしていたら…?
僕たちは日々、選択の連続の中で生きている。
「朝ごはんはパンにするか、ごはんにするか?」
なんて小さな選択もあれば、
「転職するか、このまま会社に残るか?」
みたいに人生を左右する決断もある。
「もしあの時、違う道を選んでいたら…?」
誰しも一度は考えたことがあるだろう。
でも、もしその「違う道を選んだ自分」が、どこか別の世界で生きているとしたら?
物理学の「多世界解釈」という考え方では、僕たちが選択するたびに、新しい並行世界が生まれると言われている。
つまり、Aを選んだ世界と、Bを選んだ世界が同時に存在している可能性があるんだ。
実際、この理論は量子力学の分野でも語られている。
例えば、有名な「シュレーディンガーの猫」の実験を思い出してほしい。
箱の中に猫を閉じ込め、放射性物質の崩壊によって毒ガスが発生するかどうかを決める。
この実験では、観測するまで猫は「生きている状態」と「死んでいる状態」の両方にあるとされる。
つまり、観測しない限り、どちらの状態も「可能性として存在している」というわけだ。
僕たちは本当に「同じ世界」を見ているのか?
例えば、星空を見上げたとしよう。
都会では星がほとんど見えない。でも、田舎に行けば満天の星が広がっている。
「星空はある」と都会の人に言っても、「見えないから信じられない」と思われるかもしれない。
でも、田舎の人にとっては、それが当たり前の景色だ。
このように、同じ世界にいるはずなのに、見るものが違う。もしかすると、僕たちはそれぞれ別の「現実」を生きているのかもしれない。
現代の心理学でも、同じ出来事を人それぞれ違うように記憶してしまう
「記憶の再構成」という現象
がある。
つまり、「事実」そのものが、見る人によって違ってしまう可能性があるのだ。
過去も未来も、変えられる?
ここで驚くべき話をしよう。
実は、
過去さえも変えられるかもしれない。
「いやいや、過去はもう確定してるでしょ?」と思うかもしれない。
でも、心理学的に見ても、記憶というものは意外とあやふやだ。
「昔はあの先生怖かったけど、今思えば優しかったな」なんて経験はないだろうか?これは、僕たちの脳が「過去の記憶」を今の視点で書き換えている証拠だ。
つまり、過去は確定しているようで、実は僕たちの意識次第で変わる可能性がある。
そして、それだけではない。
「並行世界が無限に存在する」という考え方を受け入れるなら、「すでに違う過去を経験している自分がいる世界」もどこかにあるかもしれない。
過去の自分が別の選択をしていたら…という可能性は、今この瞬間にも広がっているのだ。
どの世界を選ぶのかは、僕たち次第
並行世界が存在するとして、僕たちはどの世界に行くのか?
ここで大切なのは、「意識の持ち方」だ。
ポジティブな考え方をすれば、より良い世界にシフトできるかもしれないし、逆にネガティブな思考ばかりだと、つらい世界にとどまり続けるかもしれない。
「未来は自分で作れる」とはよく言うけれど、実は「過去も含めて、どんな世界を生きるか選べる」のかもしれない。
実際に、成功者の多くは「自分の未来を意図的に創り出す」ことを実践している。
彼らは「自分は成功する」と信じ、その信念のもとに行動し続けている。そして、結果的に成功へとつながる。
これは並行世界の考え方にも通じるものがある。僕たちは自分の意識次第で「どの並行世界に生きるのか」を選べるのかもしれない。
もしかすると、今この瞬間も、あなたは新しい並行世界へ足を踏み入れているのかもしれない。
どうだろう?ちょっと怪しい話に聞こえたかもしれないけど、僕たちの日常にもつながる部分がたくさんあるはずだ。
「今の現実が気に入らないなら、別の世界へ行けばいい。」
そう考えると、なんだかワクワクしてこないか?
次にどんな世界を選ぶのか、それはあなたの意識と選択次第なのだ。
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