お金に執着がない人の方がお金持ちになりやすいという話があります。
お金持ちの有名人も「自分の好きなことを突き詰めた結果お金が手に入るようになっただけ」などと言ってたりします。
お金持ちは禁欲的
このお金に執着しないほうがお金持ちになりやすいということは学問でも言われていることです。
社会学者のマックスヴェーバーという人がいます。
大学で経済学を学んだ人ならおなじみの人です。
このヴェーバーさんが書いた「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」という通称「プロ倫」と言われている本があります。
この本も経済学を学んだ人にはおなじみかとは思いますが、ここに書かれていることは
キリスト教の宗派にプロテスタント派とカトリック派があります。
プロテスタント派というものはお金や世俗的な楽しみ(酒、女)を禁止している宗派です。
逆にカトリック派は世俗的なことに対して寛容な宗派になります。
この2つに宗派で実は世俗的な楽しみを禁止しているプロテスタント派のほうが資本主義が発達したというこの矛盾にヴェーバーは着目しました。
世界的な投資家の一人のウォーレン・バフェットも客観的にみると禁欲的なタイプです。
裕福になってからもオマハにあるそれほど大きくない家を回収しながらずっと住んでいたり、
車も古いキャデラックをずーと長年使い続け、あまりに古くなりキャデラックの担当者から「そんなボロボロの車に乗ってないで、高くないものでいいので、
いい加減変えてください」と言われ、しぶしぶキャデラックの中でも中グレードのものに変えたという逸話があるくらい禁欲的な人です。
お金持ちは合理主義
もう一つ合理主義もこの本のキーワードになります。
合理主義とは「理にかなっている」ということです。
お金持ちには2タイプいます。
1つはいわゆる「天才」タイプ。 こちらは基本的に普通の人に再現性はあまりなく、まねることがむつかしいです。
もう一つは徹底的な合理主義者です。こちらは非常に参考になります。
というより、合理的な考え方ができれば、ある程度お金持ちには必ずなれます。
必ずです。
合理主義的な考え方としては、単刀直入に言ってしまえば以前の記事でも書いたように,
お金持ちになるためには、基本的に投資かビジネスをすることが圧倒的に有利です。
これは資本主義的なルールといっても過言ではありません。
本質です。
であれば、「とっととやってしまう。」
ということです。
しかし、普通、一般的な人は、それがわかっていても「じゃあ何をすればいいのか」、「仕事を辞めるリスクが、、、」など考え込んでしまいます。
これは本当に普通の思考ではあるのですが、合理主義が徹底している人はいちいち躊躇しません。細かいことを考えずにとにかく行動してしまいます。
当然、何も考えずというわけではなく必要なところのみを考えることは大切ですが、基本的に行動をしてしまうことが大事です。
お金持ちになるために、徹底的合理主義的な考え方をしていくことで、結果として禁欲的な生活になりお金持ちになっていくというお話でした。
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