りのとパパのデバッグ講座

スピリチュアル

りの: パパ、「デバッグ」って言葉知ってる?

 

パパ: うーん、なんかコンピュータのプログラムでバグを直すことだっけ?

 

りの: そうそう!簡単に言うと「間違いを見つけて直すこと」。でもね、実はコンピュータだけじゃなくて、私たちの考え方にもバグがあるんだよ。

 

パパ: え、人間にもバグがあるの?

 

りの: うん!例えば、「幸せになるには何かが足りない」と思っちゃうこと。それがバグなんだよ。

 

パパ: でも、たしかに何かが足りないと感じることはあるよなあ。お金がもっとあればとか、時間が足りないとか、欲しいものが買えないとか。そういうのって普通じゃない?

 

りの: それこそが、修正すべき「不正なコード」なの!私たちは本当はすべてを持っているのに、何かが足りないって錯覚しちゃうんだよ。

 

パパ: でも、どうしてそんなバグが生まれちゃうんだろう?

 

りの: それはね、「足りない」という概念が作られたからだよ。実は、本来の私たちは生まれたときから完璧な存在なのに、周りの情報や経験によって「足りない」と思い込んでしまうんだ。

 

パパ: でも現実には不安や悲しみもあるし、老いや病気もあるよ?それも錯覚なの?

 

りの: それこそがバグのせい!本来の世界は完璧なのに、私たちは「足りない」と思い込むことで、本当はあるものを「ない」と認識してしまうんだ。例えば、「成功しないと価値がない」とか、「お金がないと幸せになれない」とか、そういう考え方がまさにバグなんだよ。

 

パパ: なるほどなぁ。でも、それってどうやったら修正できるの?

 

りの: まずは「気づくこと」が大事!今まで当たり前に思っていたことが、本当に正しいのか疑ってみることから始めよう。

 

パパ: 例えば?

 

りの: 例えば、「お金がないと幸せになれない」と思ってるとするよね。でも、本当にそうかな?世界にはお金がなくても幸せな人がいるよね?逆に、大金持ちでも不幸な人もいる。ってことは、お金と幸せって、本当は関係ないのかもしれないって考えられるよね。

 

パパ: たしかに。そういう視点で考えたことなかったな。

 

りの: そう!そうやって、普段信じてることをひとつずつ疑ってみると、自分の考え方にバグがあることに気づくんだよ。

 

パパ: なるほど。じゃあ、そのバグを修正する方法ってあるの?

 

りの: あるよ!まずは、「本当は何も足りていない」と知ること。

 

パパ: え?何も足りないんじゃなくて、何も足りてるの?

 

りの: そう!本当はすべてが満たされているのに、バグのせいで「足りない」と錯覚しちゃってるの。

 

パパ: でも、現実にはやっぱり足りないものもある気がするなぁ。

 

りの: そう感じるのは、バグがまだ修正されていないからだよ。でも、本当に「足りない」ってことはあるのかな?例えば、「時間が足りない」って思うことはよくあるけど、実際には24時間は誰にでも平等にあるよね。でも、人によってはその時間をすごく有意義に使う人もいるし、何もできなかったと嘆く人もいる。結局、「時間が足りない」んじゃなくて、「時間をどう使うか」によって違うんだよ。

 

パパ: たしかに、考え方ひとつで変わるものもあるかもしれないな。

 

りの: そうだよ!「足りない」という考えを疑って、「すでにある」と気づくことがデバッグの鍵なんだよ。

 

パパ: もしバグを直したら、どんな変化があるの?

 

りの: たとえば、不安が減ったり、感謝の気持ちが増えたりするよ。「あれがないとダメ」と思わなくなるから、今のままで満足できるんだ。

 

パパ: なんか、すごくシンプルだけど、深いね。

 

りの: でしょ?結局のところ、私たちはバグを取り除けば「本当の幸せ」を感じられるんだよ。

 

パパ: でも、たまにまた「足りない」って思っちゃいそうだな。

 

りの: それが普通!だから、気づくたびにデバッグを続けることが大事なんだよ。

 

パパ: そっか、デバッグは一度やれば終わりじゃなくて、ずっと続けるものなんだね。

 

りの: その通り!だから、これからも一緒に「心のデバッグ」を続けていこうね。

 

パパ: うん!先生、よろしくお願いします!

コメント

タイトルとURLをコピーしました